あるアラフォーの腕利き美容師から聞いた話です。
美容激戦区、青山で30年の実績があり、クリエイティブデザインも、コンディション作りも、誰にも負けてないのに、雑誌を見ると、大したことない同業者が取上げられている。「良いなー」「私もマスコミで取り上げてもらえないかなあ?」「でもコネもお金も無いしな」いかがでしょう? あなたも似たようなな経験はありませんか?
そんな、あなた、あきらめることはありません。あなたも真っ当にメディアに取り上げられる裏技があるのです。
目次
あなたが言うよりも、マスコミに取り上げらたほうが、思いが伝わる
自分のサービスを広く世間に知らせたい時、方法は一般的に大きく2つあります。「広告」と「メディアに取り上げられる」(専門用語ではPR)という方法です。
広告とは、メディアにお金を払って買ったスペースの中で、自分が発信内容を決めます。一方「メディアに取り上げられる」とは、メディアにはお金を支払いません。そのかわり「記事」や「番組」の中で、第三者のマスコミが発信内容を決めます。どちらの発信の方が効果があるかですが、比較する目的によっては、一概に言えません。但し、メディアに取り上げられた情報の方が圧倒的に信用されるということが言えます。
なぜマスコミからの情報発信が効果絶大か
ではなぜ、広告よりもメディアに取り上げられる方が信用効果があるのでしょう。それは、人は第三者の情報を信じやすくなるものだからです。広告はあくまで自分で言っちゃうから、単なる自慢話となりがちです。一般的に、受動的で邪魔もの扱いされます。しかし、メディアに取り上げられるということは、メディアという信用された第三者の情報です。人は、主体的に接するから、信じて記憶しているからなのです。
お金をかけずに3億円相当の経済効果が手に入る
メディアに取り上げてもらえる経済効果をみてみましょう。メディアにお金を支払っていないのにと思われるかもしれません。実は、同じ分量の露出でも、広告よりも圧倒的に高い経済効果をあなたにもたらします。例えば、そこそこ名の知れたメーカーが、1つの新商品の発売キャンペーン広告を実施したとします。低めに見積もっても、3億円ほどの広告費をかけると言われています。従って、あなたがメディアに取り上げられたとしたら。一瞬にして、3億円の金銭価値を手に入れることも夢ではないのです。どうです、これって凄くないですか。
マスコミ紹介されるプレスリリースづくり簡単レシピ
それでは、実際に、メディアに取り上げてもらうために、マスコミ記者に対してアクションを起こしましょう。
個人でも最短でマスコミに取り上げられる材料を準備する
先ずは、あなたが何をマスコミに取り上げてもらいたいのがを決める
自分の良さや他との違いを洗い出します。自分の良さがわからい方はこちらをご参照くいださい。リンク先はこちら>>
プレスリリースとは
アクションのとっかかりは、メディア取材依頼状というお手紙をつくることです。専門用語では、プレスリリースを書くと言います。プレスリリースのプレスは、テレビ、新聞などの報道機関のこと。リリースとは、報道機関向けの、未だ世に出ていない情報の発表や公開のことを言います。但し、あなたがメディアに取り上げてもらうネタは、必ずしも未だよに出ていない情報でなくてもいいのです。ネタは新商品だけではないということになります。なので、ここでは、分かりやすく「メディア取材依頼状」と呼んでいます。
プレスリリースや企画シートの書き方
では、あなたもメディア取材依頼状を実際に書いてみましょう。まず、テーマを決めます。メディア取材依頼状を出す「口実」ともいえます。諸説ありますが、私は22通りのテーマがあると考えます。例えば代表的な3通りですと以下があります。
①イベント告知なら:開催を決定しました、参加者のご紹介、イベントの特徴的な部分を紹介、イベント開催の意義、事後報告:「開催しました」
②新商品発売なら:新商品のお知らせ、開発秘話:開発者のストーリー、発売1ヶ月で・・・個達成、販売数が・・・個に達しました、新たに・・・で導入決まりました
③事業活動の取組に関する紹介:・・・な取り組みを始めます、・・・を応援することになりました、・・・なイベントを実施しています、・・・との連携が決まりました、・・・を調査をしました、・・・周年を迎えました などがあります。
次に、文章の主語です。弊社は、当社は、当院では、というケースが多いのですが、実は「私は」という手紙形式をオススメしています。アイメッセージにすることで、事業主や社長個人としての「思い入れ」を訴えることができます。そして、内容は、「客観的事実」と「思い」の両方を書くということです。曖昧な主観を入れず、数字などの客観的事実に基づいて書くことに心掛けてください。そして、その背景にある、あなたの思いを添えることが効果的なのです。
タイトルが勝負の別れ目
コミ記者やディレクターは、取材依頼状のタイトルを見て、その先を読むかどうかを3秒で決めます。みなさんが思っている以上に、マスコミの人間は忙しいです。特に最近はメディアの業績も下降気味なので、記者の数が大幅に減っています。タイトルでほぼ勝負が決まると言っても過言ではありません。ではどのようにタイトルを書けば良いかです。
〇誰にどんなメリットがあるか中学1年生でもわかること
〇抽象的だと読み飛ばされます。「具体的」「固有名詞」「数字」が強いです
〇特異性が鍵です
〇形容詞を使わないことが大事です
〇文字数はおおよそ32文字以内にしましょう
〇書ききれない場合は、サブタイトルを使いましょう
〇広告チラシのような誇大表現は絶対にNGです
【毎日新聞に取り上げられたメディア取材依頼状の例】
どのマスコミメディアに紹介されたいのか? 先ず、ベスト3を選んでみよう
静かに胸に手を当ててみよう。そして、先ず、ベストスリーを選んでみよう。ここでは、あまり大きなメディアを選ばないことがポイントです。大きなメディア、すなわち、いきなり全国ネットのゴールデンタイムのテレビ番組などです。相対的に、取り上げられやすい、小さなメディアの露出を重ねることが大事。いずれ大きなメディアが、それを見つけて取材してくれやすくなります。結局、その方が最短ルートになるのです。「千里の道も一歩より」です
そのマスコミの、どこにどのように紹介されたいのかも調べよう
出たいメディアのベストスリーを選んだら、次は、更に進めて調べます。新聞なら、そのメディアの「どこの記事」に出たいか。テレビなら「その番組」の「どのコーナー」に出たいかまで調べます。調べ方はカンタンです。そのメディアを読んだり、観たり、聴いたりすることです。メディアの視聴無しに、メディアに紹介されることはありません。そして、具体的に狙いがさだまったら、次は、誰を攻めるかです。これが無いと、ただの願望に終わってしまいます。でも、だれにお願いするのかが決まれば、俄然、現実味が帯びてきます。メディアに取り上げられるイメージが鮮明になります。
調べ方はたくさんあります。ここでは、だれでもカンタンにできる方法を3つお伝えしますね。
①テレビであれば、番組のホームページや番組のWikipediaを見ます。そうすると番組の制作ディレクターや、制作会社が出ていますので、連絡先がわかりますね。
②新聞であれば、近所の図書館に行って、バックナンバーを1か月分くらいめくります。出たい記事をみつけたら、その末尾に書いてある、記者か編集者の名前をメモってきます。これで連絡先がわかりした。ほんの数時間でできて無料です。
③雑誌であれば、書店にいってみましょう。出たい雑誌の記事の末尾に編集者やライターの名前があれば占めたもの。こっそりメモっておくのです。
ライバルのホームページは必ずチェックしよう
もう一つ、とても効率的な、出たいメディアの調べ方をこっそりお教えしますね。それは、あなたのライバルのホームページやブログを検索することです。そこに、メディアに紹介されましたというアーカイブがよくあります。これイコール、あなたの見込み客が見ているメディアそのものですから、アプローチしない手はないですね。
取材依頼状ができたらマスコミ記者に届けよう
さあ、あなたの思いのつまったメディア取材依頼状ができあがりました。次はどう届けるかです。このとき、マスコミ記者がどのようにしてニュースになる情報をてに入れているのか?という視点を持ちましょう。→→ここは大切なことなので、こちらでわかりやすく解説しています。リンクはこちら >>
材料を届けたらあと静かに待とう(親しい記者なら電話OK)
メディア取材依頼状を送りっ放しでフォローしなければ、取材される可能性は低いというコンサルタントが多いですが、私は経験上、逆だと考えます。もちろん、あなたと信頼関係が出来ている記者さんになら、迷わず電話して、感触を確かめてみるのが良いのは当然です。ここは大切なことなので、こちらでわかりやすく解説しています。リンクはこちら >>
記事のまとめ
以上、あなたがメディアに取り上げられためのコツと裏技の、全体像をお話してきました。最後に、まとめとして、これからお話する3つの約束事をあなた自身で、是非約束してみてください。これができれば、必ずメディア紹介され、あなたは成功するはずです。
約束1 あなたの売りを、いつも社会性のある情報に言い換えします
あなたやあなたのサービスを客観視し、社会の一員として発信します。サービスについても、ストレートなアピール、すなわち宣伝ではなく、社会的な価値が伝わるよう「言い換える」「情報の加工をする」「言語の翻訳」を行うことに心掛けてください。
約束2 メディア取材依頼状を継続して出し続けます
メディア取材依頼状は粘り強く出し続けることが成功への一番の近道です。2度3度の発信で反応が無いからといって、絶対に諦めないことです。成功している人は皆さん、情報発信を続けていて、必ずメディアの目に止まっているのです。
約束3 記者・ディレクターと個人的に知り合いになります=自分のコネをつくる。メディア取材状を出しただけでは記事になりにくい時代です。
この記事が、あなたのメディア紹介獲得の一助となり、あなたの思いがお客さまに届き、あなた自身や、あなたのサービスが社会に認められることを願ってやみません。
是非、成功してください。心から応援しています。
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